すべての価値は相対的に決まる、人の価値も同じ

すべての価値は相対的に決まる、人の価値も同じ

すべての価値は相対的に決まる」ということは、早い段階で理解しておいた方がいいでしょう。

相対的、つまり絶対的とは正反対の世界です。

「相対的(そうたいてき)」の意味を調べてみると「他との関係において成り立つさま。また、他との比較の上に成り立つさま。」とあります。

本の価値(値段)は他との関係性によって決まる

たとえば、あるビジネス書が1500円で発売されました。

最初はそれほど人気ではありませんでした。古本市場でも700円以下で販売されていました。

しかし、徐々に口コミが広がり、とあるテレビ番組で紹介された途端に爆発的に売れ、どこの書店でも品切れになるほど人気になりました。

ここで、中古市場での価格もグッと上がります。

アマゾンの中古コーナーやヤフオクでは10000円で販売している出品者もいるほどです。

他との関係性においての価値が上がったので、中古市場での価格も上がった例ですね。

ここでの「他との関係性においての価値」とは、

(1)本の内容が他の本より高く評価されている

(2)買いたくても買うことができない希少性(供給よりも需要の方が大きい)

です。

このように、「他との関係性」よって価値が決まるんですね。

そして、その「価値」が「価格という分かりやすい数値」で現れます。

これは本の例ですが、これは人でも同じです。

人の価値も他の人との関係性で決まる

人、つまり「アナタの価値」も「他の人との関係性」、つまり「相対的」に決まります。

自分の価値は自分で決めるものではないのです。

決めるのは「他の人との関係性」です。

たとえば、アナタがいまいち結果の出せない営業マンだとします。

ある時、友人のすすめでSNS(Facebookのようなソーシャルネットワーク)を始めました。

アナタはそこでは多くの反応を得ます。友達もどんどん増えていきます。

現実の世界ではイマイチな男でしたが、SNS上ではイケてる男となっています。

こうして、SNSを通して多くの仕事を受注することができるようになりました。

なぜなら、SNS上では他の人との関係性において、アナタの価値は確実に高いからです。

自分の価値が低かった時はどんなに頑張っても、たいして売れませんでした。

しかし、価値が高まった途端に、それほど頑張らなくても売れるようになりました。

自分の価値を認識してから自分の適正価格を設定する

社会人になって仕事をすると、自分のキャリアに過剰な自信を持つ人がいます。

自分が唯一無二の存在だと思ってしまうのです。

しかし、世の中には自分みたいな人間はいっぱいいるんです。

それを知らずに転職してキャリアップを狙うから失敗するんです。

社会で成功する第一歩は、まずは「すべての価値は相対的に決まる」ということを認識することです。

他との関係性において自分の価値を認識し、そのうえで自分の適正価格を設定します。

さもないと、自分という商品は市場で売れ残ることになってしまいます・・・。

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